「ほぐし」の継続とコツについて

こんにちは、AKIです。

前回のブログ「ほぐすってどういうこと?」にたくさんの反響をいただき、本当にありがとうございました。

「気持ちよくて毎日続けてます!」

「やってみたら、思った以上に効果を感じました」

「これってストレッチとは違うんですね!」

そんな声を、スタジオのインストラクターたちが直接聞かせてくれました。

素直なリアクション、とても嬉しいですし、私にとっても励みになります。

そして何より、“実際にやってみる”ということが、体を変える一番の近道だと改めて感じています。

さて、前回の記事から1週間ほど経ちましたが、“ほぐす習慣”、続けられていますか?

今回は、そんな「三日坊主にならないための工夫」と、

「より心地よく、効果的に“ほぐす”ためのちょっとしたコツ」を紹介します。

ご自身の生活リズムの中で、無理なく取り入れられるヒントになれば嬉しいです。

もし感想や「こんなテーマも取り上げてほしい!」といったリクエストがあれば、お気軽にインストラクターまでお声がけください。


コツ①:無理なく続けられる“ちょっとした工夫”

「続けることが一番難しい」

これはどんな習慣にも言えることですが、“ほぐす習慣”も例外ではありません。

最初はやる気があっても、忙しい日が続くとつい後回しに…。

だからこそ、大切なのは“完璧を目指さないこと”と“習慣に組み込むこと”。

ここでは、無理なく続けるための工夫をいくつか紹介します。

● スマートウォッチやスマホのタイマーを活用

デスクワークや家事の合間に、1時間ごとに軽くリマインダーをセット。

「通知が来たら1分だけほぐす」と決めておけば、意外と習慣化できます。

肩や首まわりを軽くゆらすだけでも、体はリセットされます。

● “ながら時間”を味方にする

テレビを見ながら、歯を磨きながら…何かをしながらほぐすのもおすすめです。

お気に入りの音楽やラジオを聴きながらでもOK。

“ついでにできる”というのは、継続する上でとても大きな武器になります。

● 「30秒でもOK」と決めておく

今日は疲れていてやる気が出ない…そんな日もありますよね。

そんなときは「とりあえず30秒だけ」と決めて、フォームローラーの上にゴロンと乗ってみてください。

始めてしまえば、自然と1〜2分やっていることも多いです。

● 同じ時間・同じ場所でやる

決まった時間(朝起きてすぐ、寝る前など)や、決まった場所(ベッドの横、テレビの前など)に「フォームローラーがある」だけで習慣のスイッチになります。

視覚的に“そこにある”ことが大事なんです。

● 家族やパートナーと一緒にやる

一人だと面倒でも、誰かと一緒だと続けやすいものです。

「ちょっと一緒にやってみようか?」と声をかけ合うのも楽しいですよ。


コツ②:やり方のコツ 〜やりすぎは逆効果?

“ほぐす”と聞くと、「しっかり体重をかけて強く押した方が効く」と思いがちですが、実は逆効果になることもあるのです。

筋肉は強い刺激を受けると、防御反応によって緊張を強めてしまうため、リラックスが目的の“ほぐし”では、やりすぎず、優しく行うことが大切です。

● 体を支えながら、やさしくのせていく感覚で

フォームローラーを使うときは、体重をすべて預けるのではなく、腕や脚で体を支えながら、やさしく圧をのせていく感覚を大切にしましょう。

無理に「押し込む」のではなく、体と対話するような、静かで繊細な動きが理想です。

ゴリゴリと強く押すのは逆効果。

筋肉は過剰な刺激に対して防御反応を起こし、かえって緊張してしまうこともあります。

もし体を支えるのが難しいと感じたら、無理に動かそうとせず、そのポイントに“のるだけ”でもOK。

深い呼吸を意識しながら、少しずつ位置をずらして動かしていくようなイメージで取り組みましょう。

「押す」ではなく「のせる」、そして「動かす」より「感じる」。

この優しいアプローチが、体を芯からゆるめてくれます。

● “痛気持ちいい”がちょうどいい

「痛いけど効く!」という思い込みはNG。

息が止まるような強い刺激は、筋肉が“守ろう”として、かえって緊張を生んでしまいます。

初めは多少の痛みを感じることもありますが、無理に動かし続ける必要はありません。

痛みが強いと感じたら、その場で動作を止めて、フォームローラーに乗ったまま静止し、まずは“呼吸”に意識を向けましょう。

その状態でゆったりと呼吸しながら筋肉の緊張がほどけるのを待ち、“痛み”が“痛気持ちいい”に変わってきたら、少しずつ動かしていくのがポイントです。

呼吸が深まる感覚があるかどうかが、安全で効果的な強さを見極める目安になります

● 骨や関節は避けて、筋肉にアプローチ

ほぐす部位は、筋肉の厚みがある場所を選びます。

骨の上や関節付近は避け、太もも、ふくらはぎ、背中など、筋肉の多い部分にアプローチしましょう。

● 終わったあと、“変化を感じる時間”をとる

そしてもうひとつ大切なのが、「終えたあと、体がどう変わったかを感じる時間」を持つこと。

この“余白”の時間が、ケアの本質とも言えるのです。

たとえば…

  • 呼吸がしやすくなった

  • 肩の高さが変わった

  • 背中が床に吸いつくような感覚がある

そんな小さな変化に気づくことが、自分の体への信頼感につながり、継続のモチベーションになります。

「ほぐすこと=ケアの時間」として、終わったあとの静かな感覚に意識を向けてみてください。


さいごに

Studio U.では、“ブラックロール”というドイツ製の専用ツールも取り扱っています。

前回の記事の影響もあり、現在お問い合わせが増えたため、一時的に在庫が少なくなっている商品もあります。

ご興味のある方は、お気軽にインストラクターまでお声がけください。順次、追加発注してご用意いたします。

また、今回のブログ内容についてのご感想や、「こんなテーマを取り上げてほしい」などのご希望がありましたら、ぜひインストラクターにお伝えください。

皆さまの声が一番の励みになります。

“ほぐすこと”を、体とのやさしい対話の時間として。

今日も少しだけ、自分の体を労わる時間をとってみてください。

▶ 平塚スタジオご予約はこちら

https://coubic.com/pilates-studiou

▶ 代官山スタジオご予約はこちら

https://coubic.com/studiou_daykanyama

過去の記事はこちら

ピラティス

栄養学

インタビュー

ブログ作成者について

前へ
前へ

「寝る子は育つ」は大人にもあてはまる 〜メラトニンが導く、回復と再生の夜〜

次へ
次へ

「ほぐす」って、どういうこと?